比較的安価（性能比で考えたとき）に購入できる、NVIDIA製のAIコンピュータ、Xavier NX（ザビエル NX）を購入しました。このコンピュータを用いて、高速な深層学習が可能な環境を構築したいと思います。また、最終的には、このコンピュータを使って実用的なシステムを作りたいと思います。
最初に、参考にしたサイトを紹介させていただきます。技術的なことは、ほとんどこちらで事足りると思います。私も、こちらのお世話になりました。
【2020年】Jetson Xavier NX 開発者キットが安かったので衝動買いした件
購入の経緯と外観
購入の経緯について簡単にご説明します。先日、M1 MacbookPro を含めた４つの環境で、機械学習を用いて、かなり重い言語学習の比較実験を行いました。結果は、十分に満足のいくものでした。しかし、人間とは欲深い生き物ですね。もっと高速な実行環境を手に入れたくなりました。
それが、今回購入した、「NVIDIA Jetson Xavier NX」です。このシリーズには、４つの開発キットがあり、最高機種の「NVIDIA Jetson AGX Xavier」、入門機種の「NVIDIA Jetson Nano」があります。他に、「NVIDIA Jetson TX2」があります。
今は整理できていますが、購入時は、違いが分からずに非常に苦労しました。購入の際は、十分に注意してください。多くのメーカーから発売されており、付属品や、納期など考慮すべき事がたくさんあります。価格も大切ですが、時間をかけて確認してから購入を決めると良いと思います。
さらに、この後行う作業は、基本、英語のマニュアルだけになります。翻訳ソフトの手を借りることはできますが、最低限の英語力は必要になります。これが、今まで私を躊躇させていたことです。私は、少々高額な中級機種から購入しましたが、安価な入門機種を購入して、動作確認後に上位機種に移行されるのも良いかもしれません。
今回購入した機種の外観をお見せします。
| NVIDIA Jetson Xavier NX（正面） |
左側から、Power-Connector、HDMI、USB3.1×４、Giga-Ethernet、Micro-USB2.0
| NVIDIA Jetson Xavier NX（左側面） |
MIPI(Mobile Industry Processor Interface) ｰ CSI(Camera Serial Interface)×２
| NVIDIA Jetson Xavier NX（背面） |
見えないですが、冷却ファンの下側にメインメモリとなる、SD Card スロットがあります。
| NVIDIA Jetson Xavier NX（裏側面） |
中央部に、M2.2280 NVMe SSD が搭載できるスロットがあります。
| NVIDIA Jetson Xavier NX（マウスとの大きさの比較） |
右側にあるのは、Macbook Pro で使用している Magic Mouse です。
初期設定
実は、初期設定を昨日（2021/05/02）行い、その際に、microSDカードを破損しました。この破損した経緯は、後日、掲載したいと思います。（破損した経緯は、こちら）
新たに、別な microSDカードを注文して到着しました。今回使用するカードは、以下のものです。
SanDisk Extreme 128GB microSD card (SPEEDS 160MB/s Read、90MB/s Write)
無事に初期設定が終わりましたら、アップします（2021/05/03）。
悲しい結果となりました。新たに購入した microSDカード も全く認識できませんでした。この状況は、MacbookPro や USBハブの不具合など、さまざまな要因が考えられます。カードだけでなく、総合的な対応が必要になるかもしれません。
しかし、今回はそれに対応することが目的ではないので、Windows 用のUSB2.0カードリーダーを購入することにしました。明日（2021/05/04）以降、作業を行う予定です。XavierNX の設定作業は、それ以降になります。
（その後）
連休が終わってしまったため、こちらのブログの更新が大変遅れました。
結論だけお伝えします。新たに購入したカードリーダーを使って、無事に XavierNX のイメージを MicroSDカードに書き込むことができました。そのイメージを用いて、無事にインストール作業を終えることができました。
現時点での評価・今後の見通し
初期設定の経緯や、その後の作業については、詳細を
親ブログ「深層学習／機械学習／人工知能の記録」
XavierNX（AIコンピュータ）の購入と初期設定
に掲載したいと思います。また、今回のトラブルの経緯については、こちらのサイトの次の投稿記事にアップしたいと思います。
コメント